ストリートライブ1曲$100ミュージシャンが教えるストリートライブの教科書
ストリートライブとは
ストリートライブというアクションについて、あなたはどう考えているだろうか?
ここで注意したいのが、
そもそも表現というアートは、個人の欲求を満たすものだけにはならないという点だ。
アートとは共有されるべき価値であり、エンターテイメントだ。
つまり、ストリートライブとは、
個人の音楽を発表するような、手軽な無料ライブという価値だけにはない
でもね、難しい話にはここではしません。
私は歌いたいんだ!
この曲を聴いてくれ!
という衝動は必須です。
その上で、自分の音楽を誰に届けるか?を明確に考えていきましょう。
ペルソナに関しては別記事で紹介します。
今回はストリートライブをするのに必要な機材などの説明です。
必要な機材
- ギター及び鍵盤など自身の演奏楽器
- バッテリー駆動アンプ
- マイクスタンド
- マイク
- ケーブル各種
ケーブルやマイクスタンドはピンキリですので、注意点は長さくらいです。
問題はバッテリー駆動アンプとマイクですね。
バッテリー駆動アンプ
バッテリー駆動アンプは、電池や充電駆動できるアンプの事です。
使用楽器やパートによって違いがありますが、今回は一番シンプルに定番を紹介します。
このアンプは、ボーカルと楽器の2チャンネルに分かれていて、
- ボーカル+ギター
- ボーカル+鍵盤
という設定が可能です。
独立したEQとエフェクトを兼ね備えているので、使い勝手がいいです。
アンプ自体が地面に置かれた事を想定し斜め上にスピーカーが向いているので、
路上用に設計されたアンプ です。
ボーカルチャンネルは少しこもり気味になるかな?という印象もありますが、
マイクとの相性や路上で鳴らしている空間の問題もあると思います。
私も実際長くお世話になったアンプで、5.2kgと女性でも運びやすいです。
マイク
マイクは特に路上用にと考える必要はありません。
むしろ、ライブハウスでもどこでも定番である
SHURE SM58をオススメします。
世界のスタンダードを普段から使用し、
環境やセッティングによる違いを体験的に意識できるようにしておく事は
圧倒的な強みです。
販促物
- 名前を書いた看板/簡単なキャッチコピーが見えるといい
- チラシなど活動の紹介とSNSなど次につながる物
- 物販できる物(基本的には道路交通法で物販販売は🆖)
備品
- 運搬用キャリー
キャリーは運ぶ荷物に耐えられるしっかりとした物を選びましょう。
以前荷物が多すぎて、運搬中に壊れた事がありました。
こちらの商品は耐荷重50kgとあるので、結構頑丈ですね。
音量問題
そもそも音楽は、音が大きいから良いと言う物ではない。
あなたの音楽が心地よくその場所に溶け込み、行き交う人の心に響く事が優先だ。
音量問題で通報され、すぐに警察が来る事は多い。
新宿駅周辺は以前はあそこまでガードが無かったが、苦情が多かったせいかあそこまで厳しくガードがされていると思う。
日本以外のストリートライブ事情
話がそれますが、ドイツではストリートライブを止めないと言います。
ミュージシャンが新しい文化を作る事を周りが応援しているからといいます。
新しい芽を摘み取っては、将来自分の国に文化が無くなるからと。
ミュージシャン側もきちんと自分たちの国の文化継承を考えているからでしょうね。
ただの騒音や利己的な表現の押し付けにならないのは前提です。
文化を作る一つのアクションを意識できるミュージシャンが増える事を願っています。
他国と比較してどちらが良いか?という話ではなく、参考にして自分はどう動いていくか?を考える事は大切です。
ストリートライブスポット
ストリートライブをする場所選びには、ある種特徴が感じられます。
それは、都心でも人情が垣間見れる場所なのではないかと思います。
- 人通りがある
- 待ち合わせする人があつまる
- スペースがある
- ある程度お酒を飲む人が通る
人が人として、ふとオフにする瞬間、
そこには趣味嗜好に手を伸ばすケースが多い。
音楽も、そういう時にフィットすると良いと思います。
ストリートライブベルト
新宿〜大宮間の主要駅は昔からストリートライブをするミュージシャンが多い。
上記の理由もあるが、一番の理由は自分が移動し易いという事。
一日に何箇所も場所を変えて演奏するミュージシャンも少なくない。
このストリートライブベルトを意識しておくと良いだろう。
ストリートライブの盛んな駅
新宿
池袋
秋葉原
赤羽
大宮
川口
許可ありの場所
そうはいってもいきなりストリートライブするにも勇気がいる。
そんな時はストリートミュージシャンが集まる許可ありの場所で人脈と経験を増やす事を勧める。
情報共有もできるし、合同ストリートを行う人も多い。
ウラワザストリート
浦和駅前パルコ広場で毎月開催しているウラワザストリートは、2009年から多くのミュージシャンの腕試し、交流の場になっている場所だ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
勢いで書いてしまったので、また修正追記して詳しくご紹介していきますが、
ストリートライブ、もう少し受け入れられる環境づくり必要だと思うんですよね。
これからもっと外国人が日本にやってくるって時に
気軽にすごいパフォーマーが日本で無料でパフォーマンスできないんですよ?
これってそんじゃないですか?
同じように、
日本人のアーティストももっと日本文化について貢献するべきだと思います。
未来は私たちの選択に委ねられています。
一緒に楽しい時代を作りましょうw